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「お酒弱い中高年女性骨折に注意」「喫煙・飲酒で遺伝子異常増」

  • haru-haru02
  • 2018年2月6日
  • 読了時間: 4分

お酒に関しての新聞記事をご紹介します。

「食道の組織、一見正常でも・・・喫煙・飲酒で遺伝子異常増」国立がん研究センターが確認

食道がんのリスクを高める喫煙や飲酒をしている人は、食道の組織が正常に見えても遺伝子の細かい異常が起き始めていることを、国立がん研究センターのグループが確認した。がんになるリスクを発症前に予測することにつながると期待される。

たばこをたくさん吸う人やお酒をたくさん飲む人は、そうでない人に比べて食道がんを発症するリスクがそれぞれ5倍近く高いことが報告されている。

グループは「飲酒や喫煙などをしない」「飲酒や喫煙などはするが、がんではない」「飲酒や喫煙などをし、がんにかかった」のそれぞれ約30人から食道の粘膜を採取し調べた。すると、飲酒や喫煙などをする人では、粘膜が正常でも、DNAの文字が一つだけ変わる「点突然変異」や、遺伝子のスイッチ役の異常が増えていることがわかった。グループの牛島俊和・同センター研究所エピゲノム解析分野長は「今回の検査を組み合わせれば、がんのリスクの高い人をより正確に見分けられるようになる」と話す。

― 以上転載

「組織が正常に見えても遺伝子の細かい異常が起き始めている、粘膜が正常でも、DNAの文字が一つだけ変わる点突然変異や遺伝子のスイッチ役の異常が増えていることがわかった」と・・・。通常の検診では捉えにくいということなのか・・・?

「お酒弱い中高年女性、骨折に注意」 ― 慶応大研究チーム

お酒が弱い女性は年を取ると骨が折れやすくなることが、慶応大などの研究チームの調査でわかった。女性は閉経後に骨粗鬆症になりやすいが、アルコールの分解にかかわる遺伝子の働きが弱いとさらにもろくなる可能性があるという。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で発表した。

同大医学部の宮本健史・特任准教授(整形外科)らは、アルコールを分解する時に働く酵素をつくる遺伝子「ALDH2」に着目。この遺伝子の働きが生まれつき弱い人は悪酔いの原因となるアセトアルデヒドをうまく分解できず、酒に弱くなる。

中高年の女性で大腿骨骨折した92人と骨折していない48人の遺伝子を調べて比較した。骨折した人の中で、この遺伝子の働きが弱い人は58%だったが、骨折していない人では35%だった。年齢などの影響を除いて比べると、遺伝子の働きが弱い人の骨折リスクは、ない人の2.3倍高かった。

チームはマウスの細胞でも実験した。骨を作る骨芽細胞にアセトアルデヒドを加えると働きが弱まったが、ビタミンEを補うと機能が回復した。アセトアルデヒドが骨をもろくする可能性があるとみられる。

宮本さんは「お酒に強いか弱いかは生まれつきで変えられない。だが、骨折のリスクをあらかじめ自覚し、ビタミンEの適度な摂取で予防できる可能性がある」と話している。

― 以上転載

ビタミンEに関して「食をめぐるほんとうの話」より。ビタミンEの解明は、他のビタミンとは趣が異なります。20世紀初頭、米国の科学者マッティルがラットを脱脂粉乳で育てると不妊になる現象に気がつきました。さらに同じ米国のエヴァンスがラットに既知のビタミンを含む特別製の飼料を与えても、繁殖が止まったままで、その同じ個体に小麦胚芽や牧草など一般的な飼料を加えると正常に戻りました。これによって妊娠に必要な物質=ビタミンEの存在が明らかになりました。

ビタミンEはナッツ類、胚芽油、ウナギなどの魚介類、大豆、穀類、緑黄色野菜などに多く含まれています。サプリメントで過剰摂取した場合には健康被害が出る可能性があるそうなので注意が必要です。

もう一つお酒に関して兄の著書「」より。飲酒により発がんが高まる部位は、食道、咽頭、肝臓、乳房が報告されています。私たちがアルコールを摂取した場合には、体内で必ずアセトアルデヒドに変換されます。変換されたアセトアルデヒドは、さらに分解されていきます。この一時的に発生するアセトアルデヒドが、発がん物質であることがわかっています。そして、アセトアルデヒドを動物に吸入させると、鼻と咽頭にがんが発生することが実験で証明されています。

日本人の42%は、このアセトアルデヒドをすばやく分解できずに体内にとどめてしまうことで、発がんリスクが高まることが知られています。このうち7%は、そもそもお酒が飲めない(相当苦手)ため、リスクにはなりません。残り35%が、アルコールによって発がんする危険性が高まるグループとされています。

日本人の35%は、結構高い確率です。その人たちはどのようなタイプでしょうか?それは、お酒を飲むと顔が赤くなる人たちです(フラッシャーと呼ばれます)。赤くなりながらも、まずまず飲めるタイプの人は、発がんの危険性が高まることが証明されています。赤い顔で飲酒するグループの血中アセトアルデヒド濃度は、赤くならないグループ(日本人の58%は赤くなりません)に比べて4~6倍も高くなるため、とくに食道がん、咽頭がんの危険性が高まります。お酒好きでフラッシャーの方は、毎日飲酒することは避けましょう。せめて、週の半分以上は禁酒をしましょう。

とあります。なんでもそうですが、“過ぎる”のは良くないということですよね。“ほどほど”ですね。


 
 
 

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